人物以外の対象をノンフィクションで書く

ノンフィクションのなかでも人物以外を対象で書くこともあります。

ノンフィクションは、人物を対象とするとフィクションとの境目がどうしてもぼやけてしまうこともあるのですが、人物以外を対象に書くとおおよそフィクションの範囲で書けるのです。

過去から現在そこから未来へと一つの事を書いていき、目に見える真実やその隠された部分について時代の動きや考えや議論を書くなど、そのような内容次第では日記やエッセー、評論だけでなく記録やルポルタージュまたは論文などが書けるのです。

本を書くときに一概にはこれらのしきたりを特別に意識する必要もなく、もっとオリジナルにエッセー風、ルポルタージュ風のようにぼやかすことも可能なのです。

そこでどの辺の領域をピンポイントにあてるのかはとても重要です。

人物以外を書くのなら、著者自身と対象となるものの距離感でストーリーが大きく影響されてしまいます。

また日記の場合、本人の気持ちなどが主役であり、主役以外に関わる事象は脇役となるので自分史を書くことと共通部分があります。時系列を意識して書くところは記録と同じなのですが、記録は感情をできるだけ表さずに見たままの事実だけを書くことになるのです。

エッセーはというと日記と近いところがあるのですが、書き方はもっと自由に書けます。

書き始めたばかりの作家にとっては書きやすいジャンルかもしれません。

事実関係にさえ慎重になれば様々なことを自由自在に書くことができます。

そこで決して独りよがりにならず、できる限り多くの読者に納得や共感を得られる作品に仕上げなくてはなりません。

読者が知りたい情報をどれだけ読んでよかったと思わせることができるかが難しいところでもあり、努力の甲斐があるところだといえるでしょう。